EC-CUBEで実現。愛着が持てる、自分だけのカスタマイズを。フライパン物語様インタビュー

藤田金属株式会社

専務取締役

藤田 盛一郎 様

インテリア・日用雑貨

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2016年に解散してしまうSMAPの代表曲といえば、「世界に一つだけの花」ですが、その曲の歌詞にあるように、「自分らしさ」が重視される時代になりました。
自分ならではの味わいがあるものを多くの人が求めるようになり、業種問わず「自分だけのカスタマイズができる」サービスが登場しています。

代表的なサービスといえば、スターバックスのコーヒーのカスタマイズ・オーダーや、オンラインでスニーカーをカスタマイズできるNIKEiDなどが挙げられます。家電・住宅のように長く使うものまで、カスタマイズ志向が広まっています。

サービスを提供する側から考えると、利用者は自分だけのカスタマイズができることで、そのブランドへの愛着も深まり、口コミも期待をすることができます。このように、消費者のこだわりに応える商品を自社で開発し、ブランド化に成功している事例をご紹介します。


カスタマイズができるフライパンを消費者へ。フライパン物語様インタビュー

今回インタビューをさせていただいた会社は、「フライパン物語」というブランドを作り上げた藤田金属株式会社様です。消費者へ直接販売することを選んだ経緯について、専務取締役の藤田盛一郎様にお聞きしました。

藤田 様:

日本製の高品質のフライパンを、料理・調理にこだわりのある方に届けたい。そんな想いの元、それまでは商社を通じて販売店経由で商品を販売していました。ただ、直接お客様にも販売したかったため、EC-CUBEでサイトを立ち上げ、個人様にも法人様にも販売チャネルを広げることに成功しました。

自社でサイトを立ち上げることにより、消費者に伝えたい商品のイメージや、メリット、使い方などを強く訴求することができます。それが強力なブランドを作ることに大きく寄与します。
「フライパン物語」で、ブランドのメインに据えた商品の特徴をお聞きしました。

藤田 様:

商品の特徴は、カスタマイズできるフライパンです。材質→サイズ→内面加工→外面カラー塗装→持ち手→名入れの順で、自分だけのこだわりがつまったフライパンを購入することができます。お名前を入れることができるため、誕生日や母の日・父の日などの贈り物としても選ばれています。

世界にたった1つしかないプレゼントを作って贈りたい。相手に喜んでもらえるものをプレゼントしたい。そんな消費者のカスタマイズしたいニーズに合致した商品だからこそ、多くの人に受け入れられているのですね。

実際にサイトを見てみると、「フライパンの選び方教えます」というページから、フライパンの種類が用途に応じて選べるように解説されています。それぞれの種類のメリットだけでなく、デメリットもしっかりと記載されており、お客様が重視するポイントで選択できます。

さらに、トップ画像が、さまざまな料理とそれに合わせたフライパンになっていたり、ある家族の1日の生活と、その中でどのような場面にどのフライパンが活用されているかをまとめてあるページが用意されているなど、あらゆるところで用途別のフライパンをイメージできる作りになっています。

EC-CUBEの機能を活用したこだわりのインターフェイス

フライパン物語様は、消費者へ商品を販売するWebサイトをEC-CUBEを使って製作しています。EC-CUBEの機能を利用して、どのようにWebサイトを構築されたのでしょうか。

藤田 様:

EC-CUBEは土台がしっかりしており、基本的な機能が揃っている上で、自由自在にカスタマイズができるので満足のいくサイトができました。インターフェイスにこだわっていたため、デザイン・Webサイトの機能は、それぞれ別の会社に依頼しました。商品写真も、フードコーディネーターとプロのカメラマンに依頼しています。サイトを訪れた方が、どんなフライパンができあがるのかイメージしやすいよう、世界観にこだわりました。

フライパン物語様のサイトは、フライパンのお手入れ方法が動画付で詳しく解説されるなど、動画や写真を多用し、消費者へ具体的なイメージを持ってもらえるための工夫がさまざまなところで見受けられます。さらに、作っている職人の紹介や、製造過程をスライドショーで見れるなど、全体に他のECサイトにはないあたたかさが感じられます。
カスタマイズができないと、他社と同じような作りになってしまいオリジナル性を伝えにくくなってしまいます。

実際にサイトを立ち上げてみて感じた消費者のニーズ

Webサイトを公開することによって、それまでは得ることができなかった消費者のニーズを新たに得ることができるようになります。フライパン物語様も消費者の意外なニーズを発見することができたようです。

藤田 様:

サイトをオープンすると、注文と同時にお問い合わせも入り、お客様が求めている情報が入ってきました。法人からの問い合わせも多く、別注やオリジナル商品の生産も増えることになりました。新着情報や新製品をどんどん発信していますが、管理画面の使い勝手が良く便利です。
同時に気がついたことは、クレジット決済の重要性と、コンビニ決済のニーズの多さでした。EC-CUBEペイメントを導入していたため、豊富な支払いオプションの選択肢から、お客様のニーズに合わせて選択ができ、安心してWebサイトの運営ができています。


消費者のカスタマイズニーズに応える商品を提供するフライパン物語様の事例をご紹介しました。商品からWebサイトまで、一貫してこだわりのあるものを消費者に提供する姿勢があるからこそ、難しい商品のブランド化が実現できているのでしょう。この事例を、商品・サービスのブランド化のヒントとしていきたいですね。

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