パーソナライズ×D2Cのトップランナー Sparty様の代表ブランド「MEDULLA」が挑戦する「美容室のDX」インタビュー
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体調や生活リズム、季節によっても揺らぐ髪の悩み。「パーソナライズ×D2C」を基軸とした事業を展開するSparty様では、5万通りの組み合わせから、10の質問に答えるだけでカスタマイズされたシャンプー・リペアを届けるというサービス「パーソナライズヘアケア MEDULLA」をEC-CUBEをベースに、自社内で開発・運営し、提供されています。
お手入れの大半を占める日頃のホームケアを、いかにより良いものに変革するか。「美容室のDX」というテーマを元に 株式会社Sparty 執行役員/Head of Beauty Brands 上原 涼子様にインタビューしました。
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はじめに「MEDULLA」のサービスについて教えて下さい。
- 上原 様:
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オンライン上で髪質診断を行っていただき、お客様にあったシャンプー・リペアを毎月お届けするサービスです。毎回、香りや処方はアップデートできます。例えば、夏にかけて頭皮のべたつきが気になる、ロングヘアで毛先ケアを重視していたけれどバッサリ髪を切りパーマもあてたので、今度は軽やかなふわふわした手触りにしたい、などです。
次回のカウンセリングは、マイページ上で、担当スタイリストとコミュニケーションをとりながら行うことができます。登録されたデータは、自社で運営しているサロンで施術前に確認することで、最適なケアをご提供しています。
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お客様がマイページをご覧になるタイミングは。
- 上原 様:
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商品が届いた際に、処方に関する説明書のQRコードやメールにて、マイページをご案内しています。次回、商品をご準備するまでの間にカウンセリングを受けていただき、香りや処方を定期的にアップデートいただくことで、社内のカウンセリングチームにてデータを分析し、よりご満足いただけるよう工夫して、新しい処方をご提案しています。
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この「MEDULLA」のプラットフォームが、EC-CUBEで構築されているんですね。
- 上原 様:
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はい。「MEDULLA」のプラットフォームはEC-CUBEをベースに、社内のエンジニアが内製して作りました。EC-CUBEにはECに必要な機能が標準でそろっており、フルスクラッチで作るよりも早く立ち上げできました。
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日頃の運用としてはいかがでしょうか?
- 上原 様:
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ECサイトやカスタマーセンターからの要望も、早いものではその日中に改修されるなど、スピーディに対応できています。
お客様の嬉しい声、厳しい声などのフィードバックを全社で見ており、それにいち早く応えたいという想いから、エンジニアが前のめりに拾いに行ってくれていると感じています。
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改めて、EC-CUBEを導入された感想をお聞かせください。
- 上原 様:
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他のカートではカスタマイズができる機能に制限がありますが、EC-CUBEはどこまでも柔軟にカスタマイズができたことが有難かったです。現在、「MEDULLA」以外のサービスの立ち上げ・運用にも、EC-CUBEを活用しています。
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最後に、化粧品など美容系のEC構築において、意識すべき点等、これから作られる方へのアドバイスがあればお願いします。
- 上原 様:
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クラウド系のカートツールを使うことでとても簡単にECサイト自体はつくれます。一方で、ECサイトは世に溢れており、中には売上がないサイトも存在します。商品力・価格・デザインなどで差別化をはかり、本質的なブランド価値を創造することが重要と考えます。そのうえで、集客についてはロジカルに仮説と検証を繰り返し、PDCAをまわしていくことが大切です。広告やSNSマーケティング、オフライン展開など手段はたくさんありますので、自身の商材やブランドに合った方法を確立していきましょう。