インターネットショッピングとは?基本的な仕組みを解説
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ECサイトをこれからはじめようと考えている方でも、「インターネットショッピングとは何か?」という問いに明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
今回の記事では、インターネットショッピングの仕組みや歴史、ショップ開業において参考にすべきサイトなどを解説していきます。
インターネットショッピングの事業を開業検討している方、インターネットショッピングの基礎が知りたい方の参考になれば幸いです。
目次
インターネットショッピングとは?
「インターネットショッピング」とは、文字通りインターネットを通じて商品を購入できるサービスのことを指します。オンラインショッピング、ネットショッピングと同義です。 本や食品、衣類、電化製品など生活に必要なものが購入できるほか、音楽データをダウンロードしたりホテルの予約なども行うことができます。
サービス形態としてはBtoC、BtoB、CtoCの3種類があります。もっとも多いのはBtoCサービスで、企業が運営しているECサイトで個人が買い物をするケースです。
近年ではモノタロウなどBtoB(企業間取引)サービス、メルカリなどのCtoC(個人間取引)のインターネットショッピングサービスも普及しています。
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インターネットショッピングの仕組み
私たちが日常的に利用しているインターネットショッピングですが、その裏側の仕組みはどのようになっているのでしょうか?
まず、販売の仕組みを見ていきましょう。
ネットショッピングにおける、購入から発送までは以下の4ステップになります。
- 商品が購入されると、購入者情報がデータベースに登録される
- ショップ側は購入受付が完了したことを購入者に通知し、在庫と入金確認を行う
- 商品の発送、請求処理を行う
- 購入者に商品が届けられる
この一連のステップがほぼ自動化されており、販売者も購入者も手間をかけずに商品の売買が完了します。この仕組みを支えるシステムはどのようになっているのでしょうか?
多くのショッピングサイトでは、「Webサーバ」と「データベースサーバ」が連動しています。
ユーザーがWebブラウザやスマホアプリで注文を送信すると、Webサーバーにリクエストが送信されます。 同時に、データベースサーバに顧客情報や商品情報が保管され、更新されます。
データベース上で問題なく注文が完了処理ができれば、Webサーバーに情報が送られ、ブラウザに表示されます。
引用:安心してインターネットを使うために国民のための情報セキュリティサイト|総務省
データベースに顧客情報が蓄積されていくと、2回目以降のショッピングではワンクリックが注文できるようになったり、広告がパーソナライズで表示されたりします。
インターネットショッピングの利用率
2019年時点で日本のEC化率は6.76%でした。ここでのEC化率とは、全ての商取引金額(商取引市場規模)に対する、電子商取引市場規模の割合を指しています。すなわち、「全てのお買い物の中でのインターネットショッピングの割合」と捉えてよいでしょう。意外と少ないと感じた方も多いのではないでしょうか?
引用:国内電子商取引市場規模(BtoC及びBtoB)|経済産業省
2020年以降、新型コロナウイルスの影響で国内の購買行動は劇的に変化しました。インターネットショッピング利用率が大きく上昇したのです。
三井住友カードが行った調査によると、2020年4月〜7月期には、回答者の78.4%がオンラインショッピングを利用したという結果になりました。
引用:今後もオンラインサービスを利用したいという人は8割以上!多種にわたるキャッシュレス決済の選ぶ理由も徹底調査!|三井住友VISAカード
2020年のEC化率は2019年から大幅に上昇したと推測できます。
しかし世界のEC化率22%と比較すると、日本のインターネットショッピング利用率はまだまだ成長の余地があります。
これから先のEC市場は明るい状況にあると言えるでしょう。日本におけるインターネットショッピングはこれまでどのように進化しきたのかを、次の章で振り返って見ていきましょう。
インターネットショッピングの歴史
日本のインターネットショッピングは、楽天・Amazonのショッピングモールの登場を機に大きな成長を遂げてきました。近年ではメルカリなどCtoC(個人間取引)マーケット拡大や新型コロナによる巣ごもり需要により、さらなる成長が期待されています。
日本のECの歴史を下記の表で振り返ってみましょう。
1993年 | 郵政省が国内でインターネットの商用利用を許可 |
---|---|
1995年 | 家電量販店や大手メーカーが次々と通販に参入 |
1997年 | 楽天市場サービス開始 |
1998年 | 佐川急便株式会社が宅配便スタート アマゾンジャパン株式会社が設立され、本格的に日本での事業を開始 |
1999年 | Eストアーがホームページにショッピングカート機能を組み込めるサービス「ストアツール」の提供を開始 Yahoo!ショッピングとYahoo!オークションがオープン |
2000年 | Amazon日本語サービス開始 洋書と和書約170万タイトル取り揃えたオンライン書店をスタート ユニクロ・良品計画がEC参入 |
2002年 | Amazonマーケットプレイス開始 |
2004年 | GMOメイクショップがMakeShopの提供を本格的に始める ZOZOTOWN運営を開始 |
2005年 | ユナイテッドアローズやベイクルーズがECを開始 |
2012年 | BASEがネットショップ作成サービスをリリース |
2016年 | 楽天がオンライン決済ができるサービス「楽天ペイ」を開始 |
2017年 | Shopify日本法人設立 |
2018年 | QR・バーコード決済サービス「PayPay」を開始 メルカリ上場 |
2021年はOMO(Online Merges with Offline)、SNSショッピング、ライブコマース、音声ショッピングなどがトレンドになると予測されています。これまでのEC史の流れを押さえながら、ますます多様化するECの最新トレンドを押さえておきましょう。
ネットショップを開業する際に参考にすべきサイト
ネットショップを開業する際にサイトのデザインや運営のコツに悩む方は多いのではないでしょうか?すでに多くのユーザーに支持されているECサイトから学べることは多々あります。ここでは参考にすべきECサイトと、参考になる点を紹介していきます。
楽天市場
日本最大級のショッピングモールで、2021年現在、約5万店舗が出店しています。楽天市場で参考になる点は下記の4つです。
商品ページ
ロングページと言われる縦長のLPが特徴的な楽天ショップが多くあります。ユーザーの購買心理を駆り立てるページ構成は、参考にできる点が沢山あります。
セール時の売り方
楽天では年4回のスーパーSALEや毎月のお買い物マラソンなどセールイベントが多く、その際に出店各店舗がどのように売り方を変えているかが参考になります。
メルマガ
楽天の各ショップが配信するメルマガの作り方も参考になります。各ショップのトップページからメルマガ購読ができますので、内容、タイミング、頻度、件名の付け方など参考にしてみましょう。
店舗運営ノウハウ
楽天にはRMSの機能や販促施策の紹介、ショップの成功事例を学ぶコミュニティがあります。楽天大学ではさまざまな動画コンテンツが閲覧できます。楽天NATIONSでは、売上アップを目標とする他店舗とグループでEC運営を学ぶことが可能です。
- 楽天大学
- 楽天NATIONS
Amazon
Amazonで参考にすべきポイントは下記の5つでしょう。
検索対策
検索を制するものがAmazonを制すると言ってもよいほど、検索対策が重要です。検索に強いAmazonセラーの商品がどのようなページ構成にしているか、対策しているキーワードは何かを参考にしましょう。検索広告の使い方も重要です。
商品ページ
楽天とは対照的に非常にシンプルなつくりになっているAmazonの商品ページですが、制約条件のある中でセラーが商品名や仕様説明文どのように工夫しているかは参考になります。
サムネイル画像
商品画像の枚数や撮影方法、画像内で訴求している内容をチェックしてみましょう。
レビュー対応
Amazonレビューは売上に直結する最重要項目です。レビューの集め方、レビューへの返信対応などはセラーから学べることが沢山あるでしょう。
FBA(Prime)対応
FBA(フルフィルメント by Amazon)はAmazonの物流システムです。これを利用している店舗がどういう価格設定にしているかは要チェックです。
店舗運営ノウハウ
Amazonにも楽天大学のようなノウハウ共有ページがあります。機能や使い方の参考にしましょう。
- Amazon出品大学
Yahoo! ショッピング
Yahoo!ではベストスアアワードを毎年実施しています。受賞店舗のページの作り方、顧客対応などを参考にしていくとよいでしょう。
- ベストスアアワード
ZOZOTOWN
ファッションジャンルでECを始めたい方はZOZOTOWNをまず参考にしましょう。カテゴリ設計がわかりやすく、商品が探しやすいサイト構造になっています。
コーディーネートや関連記事が商品ページに表示されるため、実際の使用感や具体的なイメージが湧きやすい工夫がされています。サイズやカラー別に購入ボタンが設置されており、転換率を上げる工夫も参考になります。
インターネットショッピングサイトを作るならEC-CUBE
ここまでで、成功しているネットショップの特徴はお分かりいただけたかと思います。
では実際にインターネットショッピングサイトを作るにはどうしたらよいのか、気になるところですよね。
インターネットショッピングの世界は日々進化を続けています。
求められる機能も進化が必要です。一方で、日本人のお客様に馴染みやすく使いやすいサイトであることも求められます。
いまEC構築システムを選定する上で押さえるべきポイントは以下の3点です。
- サイトの売上フェーズや時代のニーズの変化に柔軟に対応できる仕様か
- 最新テクノロジーだけでなく、古くからノウハウを蓄積できているベンダーが提供しているか
- カスタマーサポートが充実しているか
EC-CUBEは15年以上の歴史と豊富な実績をベースに、EC事業者にとって使いやすさを重視してきました。またオープンソース型ECという特性上、カスタマイズの柔軟性が高いのが特徴です。アドバイザーにも気軽に相談できるサポートも行っています。
まとめ
この記事ではインターネットショッピングの仕組み、歴史、参考にできるサイトを紹介しました。ネットショップを始めたくても、自分がECの仕組みを理解していないと自信を持ってショップ運営することが難しいのではないでしょうか。
ネットショップの最適解を理解できたら、まずは自分でお店をオープンして運営してみることをおすすめします。中国や米国と比較すると日本のEC化率はまだまだ低い状況です。ネットショップはこれからもどんどん増えていきますので、開始が早ければ早いほど恩恵を受けられる可能性が高いでしょう。これを機にぜひECサイト開設にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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