たった3つ!EC-CUBE公式フォーラムで気をつけること
EC-CUBE公式アドバイザーに
ご相談いただけます
EC-CUBE の最大の魅力の一つは日本製であるということです。
これは、ソースコードやその他ドキュメントが日本語で書かれているということですが、そのことで海外製オープンソースよりも問題点を解決し易いことが明らかです。
英語がメイン言語だと解決策が書かれていたとしても英語だったり、英語はわからないから日本語で解答してほしいと思って質問すると 調べましょう と言われたり、どんなに盛り上がっているオープンソースでも、海外製というだけでどうしても言語の壁がでてきます。
EC-CUBE は日本語のフォーラムがメインですのでそういった問題が皆無です。
わからないことがあれば日本語で検索すれば多くの解決策が見つかるし、ソースコードで検索しても日本語の解説がヒットします。
これは本当にありがたいですね。
現在ここまで問題解決がやりやすくなった背景は、公式フォーラムの盛り上がりにつきます。
EC-CUBE はリリースされてからずっとユーザー同士による FAQ で発展してきました。
オープンソースでここまで盛り上がっている公式フォーラムはなかなかないと思います。
それでは、公式フォーラムとは何でしょうか?
質問したら答えが返ってくる掲示板 と思っている方もおられるかもしれませんが、この答えでは 30点以下 です。
まず解決策の書き込みをしてくれている方はどなたですか?考えてみましょう。
基本的に株式会社ロックオンさんは書き込みをされません。これはオープンソースの掲示板に運営元の会社が頻繁に顔を出すことを意図的に最小限にされてているようです。
では、親切に書き込みをされている方はどなたでしょうか?
答えは EC-CUBE を利用しているユーザーです。制作会社かもしれないですしショップオーナーかもしれません。
1000回以上書き込みをされている方もおられますが、全てユーザーです。
では、なぜ無料で解答を書き込んでいるのでしょうか?
いくつか理由があります。まずひとつは宣伝です。わかりやすいのは投稿のフッター部分に 署名 というものがあります。ここに自社の情報を記載することで投稿全てに付随情報が掲載されます。
次に、EC-CUBE にはパートナー制度というものがあります。これは EC-CUBE への貢献度でランクが変わりいろいろな要素でランクアップします。ランクアップする要素の一つがフォーラムへの投稿になります。
その他の利用としては、ただ解決することが好きなためとか、答えることくらい何も気にしていないという方もおられます。
以上のことで分かる通り、フォーラムの疑問への解答は誰も義務ではないのです。
前置きが長くなりましたが、EC-CUBE でエラーが発生したりプラグインが動かない、カスタマイズが想定通り動かないなど、フォーラムで何方かに力を借りたいシーンは多くあると思います。
そこでフォーラムに質問を書くときに以下の3つのことを必ず守ってください。
- サーバー情報、EC-CUBE のバージョンなどの環境の記載
- 何をしたらどうなったか、具体的 な質問の内容
- 結果報告
以上の3つです。難しいことは何もありません。
では一つづつ細かく書いていきますね。
EC-CUBE公式アドバイザーが、ツール選びからサイト制作、マーケティング・セキュリティの領域までアドバイスいたします。ご相談窓口はこちら
1. サーバー情報、EC-CUBE のバージョンなどの環境の記載
これは署名部分に書かず投稿の記事内に必ず書き込みましょう。
署名欄は後ほど環境が変わった際に最新情報に書き換えると、過去の投稿の署名欄も最新情報に書き換えられてしまいます。
後々検索して来た時に質問内容のバージョンがどのバージョンなのか全くわかりません。
それと、環境は質問ごと(スレッドを立てる度)に書き込むようにしてください。前も書いたから書かなくていいわけではありません。
そのスレッドを閲覧した人は投稿者の過去の投稿までさかのぼりません。
2. 何をしたらどうなったか、具体的 な質問の内容
よくある書き込みで真っ白になりました。動きません。うまくいきません。といった書き方が目につきますがエラーが起きた場合はエラー内容を、カスタマイズで動作不良ならカスタマイズを行った内容を必ず書きましょう。
小学生のテストでも問題があって、それに対する回答を求められます。問題がないテストで正解は書けませんよね。
ちなみにエラーが起きた場合はエラーログが残りますので、その内容を記載すればエラー内容を読める方が助けてくれる可能性が高いです。
/data/logs/error.log
3. 結果報告
解答を書いてくれる方々は少なくとも自分の書き込みに責任をもっていると思います。
その自分の書いたことでどうなったのかということは知りたいはずです。
先ほどの小学生のテストを例にすると、問題に対して答えを書いたのだから丸付けをするのは当たりまえのことだと思います。
なので、問題が解決した場合でも問題が解決した旨をお礼とともに必ず書き込みましょう。
また、自己解決した場合でもスレッドを立てた以上世界中の方が見ています。
個人的な意見ですが書ける範囲でいいのでどのように解決したかを書いてあげると他の方への助け舟になる可能性もありますし、EC-CUBE がさらに盛り上がる一つのコンテンツになると思います。
スレッドの内容まで書き換えてしまうことだけは絶対に避けてください。
持ちつ持たれつという言葉がマッチすると思っていますが、EC-CUBE のフォーラムは多くの優しさで成り立っています。
ひとりでも多くの方が自分だけにならず、お互い様と思えるとようになると EC-CUBE はもっともっと盛り上がっていけると思います。
おまけ・・・
フォーラムでよく、「至急」とか「初心者」とか見かけますが、このワードはデメリットだけですので書くのはやめましょう。
先ほど書いたとおり無償で解答してる方にとってみたら「だから何?」ということにしかなりません。
逆にこのワードが入っているがために解答を避けるといったことも聞きますので、質問される方は誠意を持って質問するよう心がけましょう。
文中に含まれる「株式会社ロックオン」は、2019年8月1日より「株式会社イルグルム」へ商号を変更しました。
他の記事もご覧ください
-
ネットショップ開業に必要な8つのステップ
オンラインショッピングの比率が高まる中、ネットショップを開業してみようと思う個人事業主・フリーランスの方も多いのではないでしょうか? しかし実際に開業を検討すると、ネットショップの開業手続きは手間がかかりそう ネットショップをオープンするまでに何をする必要があるかわからない そんな不安のある方も多いかと思います。今回の記事ではネットショップ開業の手続き、販売開始までにやるべきことを8つのステップでわかりやすく解説します。これからネットショップを開業するか検討したい、という会社員の方にも参考になれば幸いです。
-
ECサイトの構築ガイド/作り方と手順や費用もご紹介
「これからECサイトを構築することになったが、何から手をつけたらよいかわからない」「ECサイトをリニューアルすることになったが、どのパッケージを使えばベストなのかわからない」「ASPカート、パッケージ、オープンソース、フルスクラッチの違いや特徴がいまいち理解できていない」とお悩みのご担当者は多いのではないでしょうか?この記事ではECサイト制作・構築のステップ、よくある困りごとと対策などを解説していきます。ECサイトをこれから立ち上げる予定の方、リニューアルを検討している方にとって何かひとつでもお役に立てば幸いです。
-
ECサイトのリニューアルを成功させるコツ!手順、タイミング、注意すべき点を解説
ある調査結果では、80%の企業が現在使っているECプラットフォームに不満を感じているようです。そこで今回の記事では、ECサイトをリニューアルするタイミング、リニューアルの手順、注意すべきことや成功のポイントを解説していきます。「これからECサイトをリニューアルしたいが、失敗したくない・回り道をしたくない」と考えている方のヒントになれば幸いです。