なんでAmazonや楽天じゃなくてEC-CUBEを使うの?

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はじめまして、株式会社クロスキューブの佐々木と申します。

普段は自社のブログに書いているのですが、今日は機会を頂き、様々なECプラットフォームの中から、なぜEC-CUBEを使う人がいるのか?についてこちらに書かせて頂きます。

ネットショップを始めるとき、どんな選択肢が?

ECサイトやネットショップを始めるとき、そのシステムのプラットフォームは色々な選択肢があります。

Amazonマーケットプレイスや、楽天、Yahoo!ショップ等の大型のモールに出店したり、MakeShopやフューチャーショップなどのASPのサービスは、自前でシステムを構築することなく、すぐにお店を始める事ができるので、とても人気です。

また、ちゃんと運営すれば結構な額の売上を上げる事もできるので、最近ではわざわざ自社サイトでECをやろうとは思わないネットショップオーナーも増えてきています。

ちょっと簡単に有名どころのサービスを解説します。

モール出店型

  • Amazon マーケットプレイス
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショップ
  • ebay
  • アリババ
  • Origami

ASP型

  • MakeShop(GMO)
  • フューチャーショップ
  • お茶の子ネット
  • Base
  • Store.jp

独断と偏見に満ちていますが、ざっくりとこんな感じだと思います。

弊社でも、実はBaseでショップをひとつ持っています。

僕が家族旅行で沖縄に行った際、現地での飲食代を稼ぐために、農家から安いマンゴーを仕入れて売ってました。

iPhoneアプリで10分くらいで作ったのですが、友達が面白がって買ってくれて、買ってくれた友達のSNS上での投稿を見て友達の友達が買ってくれるという、SNSマーケティングの凄さを感じた出来事でした。

手軽に、さくっと簡単にネットショップを作る事ができるのでこういうケースには良いですね。

さて、手軽に始めることができて、売上もちゃんと上がり、初期投資も少ない。

こういった良いサービスが多数あるのに、なぜ世の中にはEC-CUBEを使って独自ショップを構築するオーナーさんが後を絶たないのでしょうか?

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なぜ、自前でサーバまで準備してECサイトを構築するのか?

EC-CUBEを使ってオリジナルのECサイトを初めて制作される方には、大きく分けて以下の3パターンがあります。

モールにロイヤリティを払うのが嫌になってきた

これはとても喜ばしいケースです。

大手のショッピングモールに出店すると、その店舗の売上の数パーセントをロイヤリティとしてモールに支払わなければいけません。コンビニ等のフランチャイズのシステムに似ていますね。

ショッピングモールに出店当初は売上も少ないので、ロイヤリティの額もたかが知れています。

ただ、順調に売上が増えてくると、たかが数パーセントのロイヤリティも無視できない金額になってきます。

「これが自社ECサイトだったら払わなくていいんだよなぁ…」となる訳です。

ASPやモールでは実現できない必須機能がある

ASPやモールはその運営元の企業がシステムを構築し、多数のショップオーナーに貸し出しています。

そのため、どのショップでも提供できる機能は一律同じ物となり、店舗毎に独自色を出そうと思っても、せいぜい見た目の部分を多少いじる事しかできません。

  • 社内の基幹サーバと連携したい
  • 契約している倉庫と出荷データの自動連携をしたい
  • 商品情報の見せ方や項目を変えたい。
  • 購入手順やステップ数を変えたい

などなど、なかなかASPやモールでは難しいことも多々あります。

自社のブランディングの一環として、オリジナルネットショップが欲しい

上記と一部重複しますが、自社のブランディングを頑張っている場合、やはり自社サイトやブランドサイトと同様の作りで、

  • イメージを統一したネットショップにしたい
  • 自社ドメインを使いたい
  • モールではなく、「本店(公式)」という見せ方をしたい

などなどがあります。

他社のプラットフォーム上でやりたくない(やれない)

これはその企業のコンプライアンスや社内の情報管理規定に対応したサービスが無かったり、そもそも内部規定で外部のサービスに顧客情報を置いておく事ができないケースがあります。

また、モール等の場合は、競合他社も同じモール内に出店してたりするので、顧客の分散が多くなってしまいます。

リスク分散

これは、モール等と自社ECサイトの両方を持っておくことで顧客の入り口を多方面に作ると共に、どちらかがなんらかの理由で使用できなくなった時でも事業を継続させることができます。また、多くの場合自社ECサイトでの注文のほうが利益率は大きくなります。しかし、そこで大きな売り上げを上げるには時間がかかるのでモール等と自社サイト、どちらも持っていることでリスクの分散に繋がります。

幅広いカスタマイズ

EC-CUBEによるオリジナルネットショップは、モール型サイトやASPサイトに比べてカスタマイズの幅が段違いです。ネットショップを運営していく上では、

  • サイトのデザインをもっと細かく変更したい
  • 購入手順を変えたい
  • 社内の基幹サーバーとの連携をしたい
  • 注文情報の管理を効率化したい

といった様々な要望が出てきます。

今挙げただけではなく、ショップのオーナーさんの要望は千差万別です。EC-CUBEはそれらのニーズに合わせて柔軟に対応できます。

さいごに

この様に、それぞれのサービスにメリットデメリットがあります。

それぞれの特性をうまく活用して、御社のECビジネスの成長にEC-CUBEを使って頂けると、作っている方としても嬉しいなぁ〜と思います。

この記事を書いた人

佐々木 多生

EC-CUBEが1系の時からいじってます。フリーランスエンジニアとして初めてゴールドパートナーになったりしてました。EC-CUBE以外にもconcrete5という直感的なCMSの日本語版の開発とかもやっています。

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