これだけはやりたいネットショップのSEO対策を全て解説
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ゴーメディア合同会社でSEOコンサルタントとして働いている菅野と申します。
今日はSEO対策について、中でもネットショップならではのSEOについて重要度の高い部分に絞って解説していきます。
SEOに伸び悩んでいるネットショップオーナーは参考にしてください。
目次
ネットショップのSEOの考え方
基本的にネットショップでもそれ以外のサイトでもSEO対策の本質は同じです。
ですが、ネットショップの場合はページ数が非常に多いケースがあります。
EC-CUBEの商品CSV一括登録機能などの利用であっという間にページが生成されます。
ページ数が多ければ多いほど些細なSEOも影響が大きいので、ネットショップのようなページ数が多いサイトはより正しいSEO対策を施していく必要があるというわけです。
普通なら見過ごされがちな細かいSEOもネットショップでは丁寧に見ていきましょう。
EC-CUBE公式アドバイザーが、ツール選びからサイト制作、マーケティング・セキュリティの領域までアドバイスいたします。ご相談窓口はこちら
構造化データに対応させる
ネットショップであればschema.orgの利用で商品情報(価格など)を検索結果に表示させることが可能です。製品レビューの星の数を集計して表示することもできます。
構造化データを適切に使用することで通販サイトであるという事が明確に伝わりクリック率が向上します。
ショッピング用のページタイトルをつける
私がネットショップのSEOを担当した経験のなかで非常に多い失敗事例はタイトルタグです。
確かにタイトルタグにSEOキーワードを入れることは重要で効果的ですが、問題なのはキーワードの羅列のようになってしまっていることです。
タイトルだけを見ても何のことか分からず、読み物のページなのかショッピングが出来るページなのかもわかりにくいケースがあります。
[商品名][キーワード1~2個程度] – [ショップ名]
キーワードの使い方はこれくらいにしておき、意味の通らない単語の羅列はNGです。
類似ページ・カニバリゼーションの扱いについて
ネットショップのSEOで最初にぶつかる壁と言って良いくらいの問題が「類似ページ」です。
ネットショップの特性上、似たようなページが生成されやすいです。
検索エンジンのGoogleもネットショップのようなサイトでは類似ページが生成されやすいことを理解しているようですが、実際のSEOの現場を見ていくと類似ページが原因で検索順位が上がらないことも多いです。
ある程度の類似ページの存在は仕方ないとしても、注意するべきポイントだけ紹介します。
以下のポイントに気を付けましょう。
- ページ内容を一致させない(目安80%程度)
- タイトル、ディスクリプションをページごとに固有にする
これだけでもSEOが改善されることもありますが、まだSEOに問題がありそうなら、以下のような対策を行う場合もあります。
- アクセスしたいページが1ページだけの場合は301リダイレクト
- アクセスしたいページが複数の場合はcanonicalによる正規でURLを検索エンジンに伝える(ユーザーには影響なし)
YMYLとドメイン名の信頼性について
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に潜在的に影響を与えるページ」を指している言葉です。
例)医療情報や金融、法律の情報 など
いくつかの解釈はあるもののショッピングサイトは基本的にこのYMYL領域に含まれているという見方が妥当でしょう。
このことが何を意味するのかと言えば、どれだけSEO対策を行っても信頼性に欠けるサイトはSEOで苦戦するという事です。
サイトの信頼性はすなわち「ドメイン名」の信頼性です。
ドメイン名の信頼性は「公式サイト」であるかです。
試しにお持ちのネットショップのブランド名で検索してみてください。
サイトリンクが表示されるようであれば検索エンジンから公式サイトあるいは固有名詞と認められているという事になります。
サイトリンクが表示されるという事は、最低でもサイト名が固有名詞として認められている可能性が高いです。
結局のところドメインの信頼性を高めるには「バックリンク」が重要です。
バックリンクと言ってもサテライトサイトのようなものを自作自演で作るのではなく、権威性の高いページからのリンクになります。
Googleなどの検索エンジンから見て、
日本の政府機関が…
○○大学が…
上場企業が…
オススメしている(リンクしている)サイトだから信頼できそうだ。という感じですね。
検索エンジンの考え方として、「信頼できるサイトは別の信頼できるサイトにリンクする傾向がある」というものが根底にあります。
オウンドメディア・ビジネスブログ展開の注意点
ネットショップの集客が頭打ちになってきた場合、オウンドメディアやビジネスブログの展開を検討するケースもありますが、むやみに記事を書き始めたり、安くて低品質な外注記事を頼むのではく、しっかりとしたマーケティング・プロセスを考えSEOの設計も行っていきます。
ブログを書けば自動的に商品が売れていくわけではないのでターゲット選定やキーワード選定などオウンドメディア構築の設計だけでもSEOの専門家と進めるのが良いかも知れませんね。
ネットショップのようなページ数が多いサイトはSEO施策の結果が比較的早く見えます(良くも悪くも)。
数あるSEO手法があるので優先順位をつけて一つずつ丁寧に対策していくことが重要になります。
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